震災から5年 命の灯で追悼

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から5年。
宮城県気仙沼市と漁業の繋がりが深い、南郷漁協では14時46分の吹鳴に合わせ黙とうが行われ、亡くなられた方へ鎮魂の念をささげました。

 南郷漁業協同組合の江藤久義組合長は「当組合と気仙沼はカツオ船が主なんですけど、年のうち5ヶ月間は気仙沼を基地にして働いている。少しでも早い復興が成し遂げられるよう願って黙とうをしました」と話していました。

 夕方。漁港から近い公園では「命の灯 キャンドルナイト」の準備を、まちおこしグループ・南郷町もえる商忘団(竹本政憲団長)が中心となって行っていました。
竹本さんは「自分たちが出来ることは、風化させないことが大切かと考えて毎回やっています。特別な日ということではなく、津波に対する防災意識を高めてもらうきっかけを作っていきたい」と話していました。

 会場には非常食の試食もありました。 追悼ミニライブでは、目井津子守り船唄を披露。

 ペットボトルで作ったキャンドルは、およそ600本。 総勢15人で2日間かけて、キャンドルを作ったそうです。

 日没になり、キャンドルに灯りを灯して、集まった市民は黙とう。 黙とうをした市民は「亡くなった方々が安らかに眠れるようにとお祈りをしました」「5年前の震災を思い出しながらご冥福をお祈りした」「多分思いも寄らないことが突然目の前で起きて、どんなに無念だったか感じます」と話していました。

 このキャンドルナイトは震災の翌年から始めて、今年で5回目。 厳かな雰囲気の中、震災の犠牲者を追悼しました。






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