宮崎県天然記念物と絶滅危惧種に指定されている、アカウミガメの産卵が日南市風田浜の波打ち際で、去年より2日遅く確認されました。
アカウミガメの調査と管理を日南市から委託されている、日南市野生動物研究会の桑田守会長(67歳・日南市アカウミガメ保護監視員)が5月18日午前6時頃、アカウミガメの産卵を確認した後、卵を保護するために深さ50センチくらい掘り起こしました。
ちなみに2017年の初日は119個を産卵。今年の卵の数は・・・「99個」。 産卵した卵の大きさは直径3.5センチ程あります。
このあと高波でかん水したりするのを防止するため、卵は市営のふ化場へ移されて埋め戻しました。保護された卵は約75~80日でふ化し、海へ返されます。
去年アカウミガメはおよそ73匹が、日南市内の海岸に上陸し、そのうち46匹が5,364個の卵を産み、ふ化したのは2,550匹(ふ化率47.5%)でした。
産卵について桑田守会長は「(カメが)日南を忘れてしまったのかと思ったんですが、やっと来たぞと、これからまた活動が活発になるなと思って、卵を保護しました。 昨年よりか砂が1.5メートルぐらい上がっているので、波打ち際から見たときに高いところに砂浜がある。今の状態でいけば産卵しやすい状態になっていると思います」と話していました。
アカウミガメの産卵期は6月にピークを迎えて、8月の上旬ごろまであります。
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