鞍埼灯台と服部植物研究所が文化財登録に(記事)

 日南市南郷町の離島・大島にある鞍埼(くらさき)灯台と、世界で唯一のコケ専門の研究機関である服部植物研究所が、国の有形文化財に登録されることになりました。

 

 高さ14メートルある鞍埼灯台は、大島南端に建つ日本最初のコンクリート造りの灯台で、灯塔部が十二角形で珍しく金属製の灯室があります。 1884(明治17)年に造られ、第二次世界大戦で被災し2度の改修をしているが、建設当時の姿に残っているということです。 宮崎県内にある灯台では、串間市にある都井岬灯台、日向市の細島灯台も登録される予定です。

 飫肥(おび)にある服部植物研究所は、東の平屋建て洋風の研究室部分と西の2階建て和風の居室があり、装飾が少なくシンプルなデザインながらも飫肥城下町の歴史的景観に寄与していることが評価されました。


 登録されることについて、服部植物研究所長の片桐知之さん(35歳)は「建物だけではなく、研究所の歴史的な背景も評価いただいたと思う。見学へ訪れた人に評価された部分を説明して、多くの人に知ってもらいたいです」と話していました。

 こうしたことから国の文化審議会は16日、国の有形文化財に登録するように答申しました。登録は2019年3月頃に行われる予定で、登録されると宮崎県内にある建造物の登録有形文化財は102件となります。

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