小中学校で不審者対応訓練


 日南市立東郷小中学校(長田靖校長・全校児童生徒277人)で不審者が侵入した想定で訓練が行われました。 学校へ無断で侵入した不審者が発見され、校内に放送が流れました。「『いかのおすし※』が小学校玄関に届きました。先生の指示に従って行動しましょう」

 不審者が校内へ侵入できないように戸締まりをして、児童生徒たちは緊急放送から3分程で体育館へ避難しました。 刃物を突き出してきた不審者に対して職員が刺股を使ってけん制。 抵抗しようとする不審者は4人の職員によって取り押さえられました。

 不審者が確保されたことが報告され、日南警察署から訓練についての話がありました。 ▽日南警察署・生活安全課の落合和彦巡査部長「学校に不審者が入ってきた場合、素早く逃げるこれが鉄則です。誰かに助けを求めて逃げることも大切です」と呼びかけました。 ▽長田校長は「命を守る行動を的確にやってほしい」と話しました。

 児童・生徒たちは「すぐ逃げて先生たちに伝えようと思う」「自分の命は自分で守るという気持ちで冷静に判断して逃げようと思う」と話していました。

 日南警察署管内で今年に入って、学校などからによる不審者情報の通報は7件。宮崎県内での声かけ事案は今年4月末までで197件で、2017年から増加傾向とのことです(前年同期比+73)。

※「いかのおすし」・・・行かない、乗らない、大きな声を出す、すぐに逃げる、知らせる

 

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