日南かつお一本釣り漁業が日本農業遺産に認定


 日南市を代表する「日南かつお一本釣り漁業」が日本農業遺産に認定され、セレモニーと記者発表をしました。 セレモニーでは市内4漁協や市や県などで組織する「日南市かつお一本釣り漁業遺産認定推進協議会」のメンバー7人が参加して、あいさつと記念除幕を行いました。

 日本農業遺産は国が重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を農林水産大臣が認定する制度で、これまでに15地域が認定されています。今回7件の認定のうち2件が宮崎県。

 約300年前から行われる「かつお一本釣り漁業」の伝統技術が現在も継承され、漁業者も整備に協力する飫肥(おび)杉の山々から栄養塩が流れ込む豊かな海で、かつおの餌を畜養。造船材を産出した飫肥林業と漁業が結びつくことが大きく評価されました。

 日南市は2018年6月に申請したが認定はされず、2020年に再提出。一次審査や現地調査、プレゼンテーションの審査を受けて今回の認定となりました。

▽崎田日南市長は「今後は地域一丸となってかつお一本釣り漁業システムを後世に繋いでいき地域活性化を目指したい」

▽南郷漁業協同組合・江藤久義組合長「自然にやさしいかつお一本釣り漁法が後世に引き継がれていくのが願い。認定されたことで国に訴えかけて長いスパンで続けられるように行動をしたい」とコメント。

 かつお船の水揚げは日南市全体で2019年は1万7829トン(55億9,341万円)、2020年は1万9870トン(64億1,202万円)と漁船数の減少はあったが増加傾向。 漁獲量は1994年から26年連続日本一となっています。

日南に関する情報募集

日南テレビ! は、あなたが知っている情報を募集しています。どしどしこちらまでお知らせしてくださいね。

日南の特産品がネットショップで買えます!

日南テレビショップ(Yahoo!ショッピング)

Translate »