海岸すぐそばにある日南市立油津中学校(大澤由美子校長・全校生徒159人)で地震や津波が発生したとき安全に避難できるようにするための避難訓練がありました。 日向灘を震源とする南海トラフ地震で、日南市の沿岸に津波が押し寄せる恐れがあるという想定。
緊急放送を聞いた生徒たちは、まず机の下へ潜って揺れがおさまるのを待ちます。 1階に教室がある3年生は、海抜から高さ14メートル程ある3階に避難しました。 避難にかかった時間は約2分。
このあと生徒たちは、休日に学校で部活動をしていた時などを想定に、標高30メートルある津の峯など近くの高い場所へ避難することを確認。
▽中学校で初めて訓練に参加した1年生・長友詩桜さん「本気で逃げて津波にのみ込まれないように避難したい」 ▽1年生・酒井優凪さん「海に近い中学校と聞いてビックリしたけれど、津波の時は頑張って逃げたい。小学校では市営団地に逃げたけれど、山の方に逃げると聞いて驚いた」 ▽3年生・眞崎勇羽さんは「実際起きた場合でも冷静に逃げられるようにと話があった。安全に落ち着いて避難したい」と話していました。
南海トラフの巨大地震で、日南市の沿岸には、国の想定で最大で高さ14メートルの津波が押し寄せるとされています。
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