日南市議会の臨時会が５月１７日に開かれ、官製談合事件を受けて３月に辞職した田中利郎被告の後任の副市長を選任する人事案が上程され、宮崎県環境森林部の山村･木材振興課の課長補佐を務める西久保耕史（にしくぼ・こうし）氏が選任されました。
議場で髙橋日南市長は「西久保氏は職責を十分に全うされており、卓越した行政手腕を発揮されておられ、副市長としては大変ふさわしい方であると確信」と述べました。
市議会は賛成で可決となり、西久保氏は議場で「今後は髙橋市長の補佐役として市政の発展と福祉向上のため誠心誠意務めて参る所存です。議員の皆様にはご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします」とあいさつ。
西久保氏は、宮崎市在住の５２歳。１９９２年早稲田大学社会科学部卒業後、宮崎県庁に勤務。都城市役所に出向したほか、秘書広報課主査や総合政策課副主幹、県議会事務局の政策調査主幹などに勤務していた。任期は５月１８日～２０２５年５月１７日までの４年間。
▽髙橋日南市長は「外から日南市を見られしがらみがない事も大事。今回は副市長の人事は外からお願いした。国や県と繋がりがあり大事にしなくてはならないこともあり、県庁職員の方が今日南市がいろいろ事業を進める中で適任の方をお願いした。課題がたくさんある中で、出来るもの時間がかかるものあるが、じっくりと前に進めていこうと思って副市長が選任されたことで、仕事の割り振りや行事の流れがスムーズに慣れていくことを期待」とコメント。
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