例年並みで高値「野中金右衛門木材市」が開催

例年並みで高値「野中金右衛門木材市」が開催

野中金右衛門木材市

 日南市の特産材である「飫肥杉(おびすぎ)」の植林を進め、普及に貢献した旧飫肥藩の藩士・野中金右衛門(のなか・きんえもん)の功績を讃えた「第68回野中金右衛門顕彰記念市売会」が2月20日に開かれました。

 日南市北郷町にある日南製材事業協同組合の敷地には、飫肥杉の丸太およそ6000立方メートル分が集められています。 椪積みになった飫肥杉は日南市内から80%・市外から20%分があり、樹齢45年から80年程で、長さ別で35種類に分けてあります。

 木材市には宮崎県内だけでなく鹿児島県などから、およそ50人の木材業者が買い付けに来て、買い入れ単価を入札書に記入して落札をしていました。 組合によりますと今年の落札平均価格は1立方メートルあたりおよそ1万4500円と、例年並みで高値が続いているということです。 

▽日南製材事業協同組合の高嶺清二理事長(74歳)は「ウッドショック以降、国産材は安定した供給がある。以前よりも国産材が多く利用されるようになったので、高値安定してきている」と話しています。

 宮崎県産の杉は31連続生産量が日本一で、国内外に向けた消費拡大の取り組みを進めて、木材の需要拡大を図りたいとしています。

野中金右衛門木材市

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