２０２１年２月に建築基準法で不適合とされる所が１００か所以上見つかり、４月から営業を休止している温泉宿泊施設「サンチェリー北郷」の存続と早期再開を求める署名簿と嘆願書が日南市へ提出されました。
署名と嘆願活動を行ったのは北郷地区自治会のメンバーです。 自治会では６月１日～１４日の間、１,８７４人分の署名を２６地区の回覧板で集めました。
これを受けて髙橋市長は「就任前の3月にも要望書をいただいていまして、北郷地区全自治会からの大変重たい嘆願書でと受け止めています。地元の方の早期再開を願う声が大きいと改めて痛感した。運営の形態や方法、事業費のこともある。しっかりとスピード感を持って早急に方針を出したい」と述べました。
北郷地区自治会・渡邉倫章会長は「自治会としても町民の声を行政に上げないといけないということで、今回26区の自治会長へお願いをした。日南市民の方にとって温泉は北郷のひとつの宝なわけです。再開をすると約束していただいたので、町民のみなさんに伝えて、一刻も早い再開を願います。今後とも要望活動と合わせて行政に話を続けていきたい。今回は良い返事をいただけましたのでやった甲斐があったと思います」と話していました。
築４０年以上経った建物の改修費用は約２億円から３億円かかる見込みとなっています。 改修方法や再開については関係者との意見交換を行いながら検討を進めており、日南市は９月の議会までにはまとめたい考えです。
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