サンチェリー北郷の公募要項案 日南市が説明


 2021年4月から営業を休止している日南市の温泉宿泊施設「サンチェリー北郷」。 建築基準法で不適合とされる所が100か所以上見つかっていることから、市は今の建物を解体して温泉施設は市が選定した民間事業者が建設して運営するという方向性を示しています。
 
 9月27日に行われた全員協議会で市議会議員に対して市は「公募要項の案」として条件や解体費用や補助の支援額、スケジュールの説明をしました。

 必須施設として市民並びに観光客が気軽に楽しめ、市民の保養や健康増進に資する日帰り温泉機能を必須。 浴室、サウナ、脱衣所、休憩室、トイレ等の設置を条件とする。 その他の施設としてレストランと宿泊施設の設置を推奨している。

 解体設計費1200万円はアスベスト含有調査を踏まえた上で算定。 建設費補助金の上限額は1億7640万円。 市は解体設計費と建設費補助金の債務負担行為について10月5日の議会に追加提案する予定。

 今後のスケジュールは、2021年11月〜2022年2月末まで公募して3月中旬に事業者を決定。 3月補正予算か2022年度当初予算で解体工事費を議会へ通して2022年中に解体。 2023年11月〜2024年1月に開業する見込みとなっている。

 ▽髙橋日南市長は「冒頭からスピード感を持って再開したいと申し上げてきましたが、議員からスケジュール的には間隔が開いて懸念する意見があった。民設民営というひとつの方針を決め、その後に建設事業費に補助金を出す。合計で3億数千万円の大切な税金を使うので慎重に協議を重ねた結果のスケジュール。公募をして事業者に手を挙げていただくのが新たなスタートになるので、市民や自治会などに説明をして市の方針を理解してもらいたい」とコメント。

今後、弁護士や入札監視委員会に公募条件を見てもらい要項を作成したい考えです。 

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