大雨で土砂災害の危険が心配される梅雨の時期。 土砂災害に関する知識や防災意識を高めてもらおうと、日南市内の小学校で「土砂災害防止教室」が開かれました。
この教室は、日南土木事務所が毎年この時期に実施しているもので、日南市立北郷小中学校（若林史宏校長・児童生徒225人）の５年生１９人が参加。
児童たちは実際に起きた土石流や崖崩れ、国道で発生した地滑りの映像を見ました。 土砂災害を防ぐには砂防ダムや法枠工（のりわくこう）を作ったり、大きな杭を打ち込んで地滑りを防いでいることを学習。
▽砂防担当の職員は「自宅から避難場所までの経路や、危ない場所を家族と確認しましょう」と児童に呼びかけてました。
このあと、２つの模型を使って土砂災害が起きるメカニズムや、被害を最小限にするための仕組みを職員から説明を受け、身の安全を守るにはどうすれば良いかなどを考えていました。
▽５年生の南杏さん（10歳）は「土砂災害のことはあまり知らなかったので今日の教室で学べて良かった。家族と避難場所などを話し合って対策をしたいです」と感想を発表。 児童たちは土砂災害の危険と備えを学んでいました。
今年の「土砂災害防止教室」は日南市内の小学校４校で開催されます。
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