近海かつお一本釣り漁獲量が30年連続日本一を誇る日南市では、大型のカツオ漁船の乗組員(23人)らが、2月1日に漁の準備に追われていました。
冷たい風と雨が降る中、日南市内で今年最初に出港するのは、南郷漁協に所属する「竜喜丸(たつよしまる・119トン)」です。
「竜喜丸」は昨年、過去最高の約7億2,000万円(約1,937t)の漁獲高を記録。 2023年の水揚げ高は約6億3,800万円で、2年連続日本一に輝いています。
▽竜喜丸の船頭・日高陽祐さん(45歳)は「一生懸命やって、12月に帰ってきたときに、三連覇できていればいいなと思っています」と話していました。
午後4時半頃、家族や地区の人などに見送られながら、漁船は大きな大漁旗をなびかせて港を出ました。
かつお一本釣り漁は沖縄や小笠原周辺で操業したあと、東北方面まで北上しながら11月下旬頃まで漁が続く予定です。
この日を皮切りに、日南市ではカツオ一本釣り船が次々と出港し、初カツオのシーズンを迎えます。
日南市のまとめによると、2024年のカツオ一本釣り船の総水揚げ量は約2万1,001トン(カツオ以外の魚種も含む22隻)で、漁獲高は約74億6,000万円。
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