県立日南病院で防火・災害医療訓練

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 県立日南病院で防災・災害医療対策訓練を3月10日に行い、医師や看護師ら110人が参加しました。訓練は日向灘沖を震源とするM7(震度6強)の地震が日南市内で夜間に発生したことを想定しています。

 はじめに初動対応と下敷きになった患者の救出、建物損壊に対応する訓練。漏電出火による初期消火訓練が行われ、最少人数での自衛消防活動により消火し、入院患者をストレッチャーや車いすで安全な病棟に移します。

 このあと、負傷の程度に応じ、治療の優先順位を示すトリアージ訓練では、院外からの負傷者受け入れ手順や治療などを確認しました。

 トリアージ訓練には、日南看護専門学校の生徒が加わり、主に建物倒壊や交通事故による原因で負傷者を搬入。

 県立日南病院の峯副院長は「訓練で問題になるのは、指揮命令系統。各部署が中央の指揮所に対して適切な報告をし、指揮所は適切な命令を出す。正確にやらないと現場も指揮所も混乱してどうにもならない。指揮命令系統をいかにスムーズにやるか訓練の大事なところです」と話していました。

 災害拠点病院となっている県立日南病院では、震災が発生した際、一部被災しても医療活動を行えることを想定し、毎年同様の訓練を実施しています。


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