伝統芸能の継承「日南弥栄祭2012」

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 日南に秋の祭りとして誕生した日南弥栄祭(いやさかさい)が、日南市漁協で9月29日に開催されました。 日南弥栄祭は、伝統芸能の継承や地域活性化が目的で、地元有志ら(同祭実行委員会・林伸匡代表)20人余りが集まって企画を練り、まつりを実現させました。

 まつりは午後1時から始まり、園児の太鼓演奏や、油津では観ることが珍しい泰平踊を泰平踊本町組保存会が披露。 そのほか市民による出し物が繰り広げられ、会場は盛り上がりを見せています。

 会場には夏祭り同様に、出店が立ち並び、都城陸上自衛隊駐屯地によるライトアマー(軽装甲気動車)、コマンダー(指揮通信車)といった自衛隊車両の展示があり、子どもから大人までが楽しんでいる様子。

 そして、沖合から渡船によるパフォーマンスでは、鯛を供えて宮司が祈願をしてから第2部の幕が開け、獅子舞や神楽などが始まります。 また女性およそ30人による女神輿がはじまり、会場は賑わいを見せていました。

 このあと、せんぐまきがあり、1000個の餅が振る舞われ、集まった子どもたちは歓声を上げながら手を伸ばしていました。

 鈿女(うずめ)の舞(榎原神社 神楽保存会)では、重永凱也(しげなが・かつや)さんが華麗な演舞を披露してくれました。

 この日は、台風の影響で客足が心配でしたが、延べ4000人が訪れ(主催者発表)、新たなまつりの誕生で町が元気になったのかもしれません。 最後は弥栄福拍子で日南弥栄祭のフィナーレを飾りました。




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