飫肥城址 大手門に門松としめ縄が飾られる

飫肥城址 大手門に門松としめ縄が飾られる

 日南市の観光名所、飫肥(おび)城址にある大手門に、門松としめ縄が飾られ正月を迎える準備が整いました。 江戸時代・旧飫肥藩主の伊東家に伝わる門松としめ縄は、飫肥城下町保存会から委託を受けた地元の造園業者が12月18日に設置。
 


 大手門の両脇に、長さ6メートルの竹と、その間に長さ8メートルの竹が横に組まれました。 しめ縄は左右の長さが約4メートルあり、子孫繁栄を願うダイダイやゆずり葉。命の源である米や干し柿などが袋の中に入っており、願いが込められて いるということです。
 
 そして、しめ縄を取り付けた竹の根元部分に、しいの木の束で固定し、縁起物の松や梅、それに赤い実のついた南天などを飾った、門松ができ上がりました。

 しめ縄と門松を見た観光客たちが、一足早く正月気分を味わっていました。
北海道札幌市からの観光客は「全然この門松の感じが違いますね」「珍しい。この締め方は全国共通なんでしょうけど、立派ですね」と話していました。

 大晦日の31日には飫肥城址(飫肥小学校グラウンド内)にある鐘撞き堂で除夜の鐘をつく会が23時半から行われ、当日整理券をもらって鐘をつくことが出来ます(無料)。

 大手門の門松としめ縄は、2014年1月15日まで飾られる予定です。


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