連休中の観光客に楽しんでもらおうと、日南市を代表する伝統芸能「泰平踊」の定期公演が飫肥（おび）で開催されました。 踊りを披露したのは、日南市泰平踊本町組保存会（亀組）のメンバー３０人。
泰平踊は１７０７年から伝わる侍と町人が一緒に踊った踊りです。 武芸十八般をかたどり、毅然とした武士の気迫の偲ばれる踊りが特徴。
この日は、１３時と１４時の２回披露されました。 今年は新型コロナウイルス感染の影響で、春の定期公演と飫肥城下まつりが中止となったこともあり多くの見物客が踊りを見たり写真に収めたりしてを楽しんでいました。
地元の見物客は「去年は城下まつりがあって観られたけど、久しぶりに観られて本当に良かったと思います」とコメント。
日南市泰平踊本町組保存会長・益田一重さん（73歳）「踊る前は間違わないか心配していたけれど、結果的にはみんな上手く踊れた。城下まつりは中止で残念ですけど、踊る機会が少ないから今日は張り切って踊った」と話していました。
泰平踊の定期公演は毎年春と秋、ボランティアで毎月第３日曜日に小村記念館で行われています。
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