海保や警察 油津港で不審者テロ訓練

 不審者やテロを水際で食い止めようと、宮崎海上保安部などの捜査機関が連携強化を図る目的の合同訓練が油津港で11月28日に実施されました。 毎年実施する訓練には、宮崎海上保安部や警察など8つの機関からおよそ70人が参加。

 訓練は、入港した外国船から不審者が逃走したことを想定。 岸壁を逃走する不審者がいるとの通報を受けた警察官が取り押さえました。

 次に、不審者が奪った船に対して、海上保安部巡視船「さつき」が停船命令を出し、海上保安官が不審者を確保しました。

 施錠されて開封できない押収品をX線車両で税関が検査したところ、薬物と拳銃らしきものが検出。 そして、不審者の指紋が採取され、ブッラクリストと判定。

 このほか、負傷者の救護と搬送や船員調査など、一連の流れを確認していました。

 宮崎海上保安部の安尾部長は「いざ何かあった時に、どこに何を依頼し、お互い何が出来るのか確認でき、非常に成果があったと思う。これからも形を変えてマンネリ化に陥ることなく、訓練を実施していく必要がある」と講評しました。

 油津港では不審船の事件やテロは一度も起きていませんが、宮崎海上保安部と各機関(油津港危機管理コアメンバー)は、今後も連携して不審者やテロ対策に努めることにしています。



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