1950年代(昭和30年頃)まで近海のカツオやマグロの漁で活躍したチョロ船が新しくなりました。
チョロ船の完成を祝い、安全を祈願して神事が執り行われ、日南市とチョロ船保存会の河野竜二会長らが玉串を奉納しました。
チョロ船は2001年4月「チョロ船を復元する会」によって初めて復元をしてから、今回で4艘目。 日南市の特産材・飫肥杉(おびすぎ)製で、約1年かけて造ったチョロ船の大きさは、長さ約8メートル・幅最大3メートルあり、大人6人が乗れます。
長く利用できるように、喫水にFRP塗装と曲線部に熱を使わない加工をしているのが特徴です。 事業費は約1,000万円で、日南市が負担しています。
神事のあと、クレーンで釣り上げられてチョロ船が進水!
試乗した﨑田日南市長「老朽化をしてしまい使えなくなってしまったから、日南の漁業と林業の歴史を残すために今回復元した。艪ひとつだけでスイスイ進んでいくので、大きくない船だけれど、すごい技術」と話していました。
後継者不足について、チョロ船保存会・松田繁事務局長「近々の課題。一人でも二人でも増やしながら継続性を持って運営にあたっていきたい」とコメント。
歴史的価値のあるチョロ船は、今では小学生の授業で活用したり、油津港まつりなどのイベントで市民から親しまれています。
一般向けの乗船体験は、5月13日に開かれる油津キャナルマルシェで乗ることができる予定です。
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