国の名勝「鵜戸」記念式典

 日南市の観光名所、鵜戸神宮の一帯が10月13日に国の名勝に指定されれたことを受けて、記念式典が開かれ、関係者ら60人が出席しました。

 文化庁の文化財調査官・青木達司さんから「自然的な要素と時分的な要素が結びついたかたちで一体的な景観として長らく保護されているところが評価」したことや、名勝についての講話や経過報告がありました。

 このあと、新婚夫婦が鵜戸神宮に参拝する様子を歌う「シャンシャン馬道中唄」や、日南市出身のシンガーソングライター・長谷川万大さんの歌で名勝の指定を祝いました。

 儀式殿には、古事記編さん1300年の記念以来、5年ぶりに「御神宝」の展示もありました。

 風化と浸食を受けてできた景観や、神話の舞台など高く評価された鵜戸。 宮崎県内で名勝の指定は1944(昭和19)年以来、5ヶ所目となり、日南市では初となります。

 本部雅裕宮司は「県民のみなさんに親しんで頂く地であってほしいと思う。ぜひ近くに鵜戸神宮ありますのでおいで頂きたい」とコメント。 ▽台風被害については「台風22号で大変な状況になっているが、北郷周りで(県道28号)鵜戸神宮へ来られますのでおいで頂きたい。関係機関には早急な復旧をお願いしたい」と話していました。

 国道220号の一部と、市道の鵜戸神宮線は、台風で崖崩れがありましたが、鵜戸神宮の参拝ルートには支障は無いとのことです。


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