近海カツオ一本釣り漁獲量24年連続日本一*を誇る日南市。南郷町にある目井津港では、大型のカツオ漁船の乗組員19人が、朝から漁の準備に追われていました。
日南市内から、今年初出港するのは第二十八一丸。船頭・上山和明さん(46歳)は「ここ何年か操業の終わる時期が早くなっている。人が出す前にちょっとでも早くっていう気持ち。船員さんの怪我がないのと、船が事故なく1年間働ければ良いです」 ▽燃料価格と操業について「安くなった高くなったりで、昔と比べるとだいぶ高いから、重油のことも考えて1年間やらないといけない」と話していました。
出港に縁起が良い満潮の時間に合わせて、港では家族や友人たちが見送りに訪れていました。 2月上旬頃までに、日南市内の港に停泊しているカツオ船9隻が出港する予定です(1月23日現在)。 見送りに来た家族や地区の人などにカラフルな紙テープが配られ、午後2時頃、漁船は大きな大漁旗をなびかせて港を出ました。
乗組員の家族の人は「今日父の兄弟が亡くなったんですよ。半旗での初出港。悲しい気持ちを頑張れのエールに変えて頑張ってほしい」と話していました。
カツオ船は奄美諸島近海沖や沖縄沖で操業したあと北上しながら11月頃まで漁が続きます。 日南市のまとめによると去年のカツオ船の総水揚げ量は約2万2,338トン(カツオ以外の魚種も含む)。総水揚げ高はおよそ72億2,600万円となっており、一昨年より2,333トン(約8.8億円)増加しています。
*1994年〜2017年統計
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