中学卒業者や高校を中退した若者の就労をサポートする組織の設立について日南市が発表しました。
「日南市就労支援ソリューション」は、市や学校、事業所などが連携をして、働きながら通信制の高校に進学したい生徒や、就職を希望する生徒、高校を中退して悩んでいる若者に対して、就労に向けての支援や相談に応じます。
設立を前に、崎田日南市長と日南商工会議所・渡邊会頭らが、進路についての現状や就労支援の概要を説明しました。
▽崎田日南市長「中卒の求人数が少ないのが現状。自分の脚で社会を歩いていく力をソリューションの中で身に着けていただきたい。この取り組みが地元企業の協力を得てできることが一番なので、しっかりサポートをしていきたい」
▽渡邊会頭「職場体験などを通して若年層の声を聞くことで、受け入れ側の企業が理解していく良い機会になると思います」
▽黒木教育長「今後不登校が増えていく傾向があり危機感を持っている。気軽に相談しやすい窓口になりたい」と話していました。
日南市のまとめによると、中学を卒業して無職で何もしていない人は２０１７年１人、２０１８年３人、２０１９年４人と増加傾向。 不登校の数は市内の中学３年生から３人の相談があり、このうち２人が通信制の学校へ進学を希望しているとのことです。 相談窓口は、日南市教育委員会学校教育係（tel.0987-31-1144）。
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