コロナ禍の中「時の記念日」小学生が鐘つき


 6月10日の時の記念日にちなんで、地区の文化財を守り時間を大切にしようと、日南市立飫肥(おび)小学校6年生(児童69人)が鐘つきを体験しました。

 始めに児童たちは、飫肥についての郷土学習に取り組んでいる「飫肥城下町文化財愛護少年団」の結団式に参加。

「愛護少年団として飫肥地区の残る伝統芸能や文化財を大切にし守っていくことを誓います」
団員である児童代表が誓いの言葉を述べたあと、日南市から団の名前が書かれた看板を受け取りました。

 そして、飫肥城の鐘をつく会(大塚昇会長)から、鐘撞き堂の歴史や、時間の大切さなど児童達は学習をしました。

 鐘撞き堂は小学校の敷地内にあります。 コロナ禍の中、4人1組になり交互に20回ほど鐘をつきました。 鐘をついたあと手の消毒をしていました。

▽鐘をついた児童は「手に振動がすごかった。時間を大事にしたいと思います」「時間の大切さを知りながらやりました。自分の生活の仕方を考えていきたい」と話しており、時間の大切さを感じていました。

▽飫肥城の鐘をつく会の大塚昇会長は「時の記念日を通して、ひとつの文化財に触れることは、子ども達にとっては有意義なことだと思います」と話していました。

 江戸時代中期に造られたこの鐘撞き堂は、太平洋戦争で軍に鐘を差し出しましたが、市民の手によって1965年に復元された歴史があります。 鐘つきは今も飫肥城の鐘をつく会を中心に、毎朝6時に鐘をついています。

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