９月の伊勢えび漁解禁にあわせて、日南海岸の富土漁港で初水揚げがありました。 港から数百メートル離れた所に３隻の船が前日の夕方に仕掛けた網を１時間程かけて引き上げました。
港に着いて漁師らが鈎（かぎ）という道具を使い、手際よく伊勢えびを外して、かごの中に入れていきました。 気になる水揚げ量は去年の初日よりおよそ６倍多い、１３５キロの水揚げで、港ではキロあたり約５,５００円で販売されました。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、この漁港では９月１５日まで直売をしているそうです。 串間市から訪れた人は「今年は台風で遅くなったんですけど、大阪の姉や福岡やえびのに毎年送っています」と話していました。
日南市も初日の漁を気にしていました。 崎田日南市長は「コロナの影響で外食が減っているので伊勢えびに影響があると懸念はしています。日南の宝である伊勢えびをみんなで消費をしてもらえると嬉しい」とコメント。
初日の漁について、日南市漁協・富土漁港の高橋保彦さん（43歳）は「台風10号の海の濁りとうねりがちょっとあったので、去年一昨年に比べて大漁。コロナの影響もあるんですけど売れるか心配だった。徐々に売れていって去年並みに捕れれば良いと思っています。日南の伊勢えびはとても美味しいです。食べにきてください！」と話していました。
今シーズン日南市内全体の水揚げは、およそ１８トン（約１億円）を見込んでおり、伊勢えび漁は年内を中心に来年４月１４日までです。
※９月１８日～１０月１１日の毎週金土日朝８時～１２時まで日南市漁協（油津）で伊勢えびを格安で販売されます。
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