日南警察署は、高齢者クラブをうそ電話詐欺の被害防止に積極的に取り組む「モデルクラブ」に指定しました。 日南警察署で行われた交付式では、殿所高齢者クラブと大堂津上高齢者クラブの代表者に迎修二署長から指定書が手渡されました。
宮崎県内で初めて指定を受けた2つのクラブでは、無償で半年間、固定電話に自動通話録音機を設置してうそ電話詐欺の被害を未然防止に努めます。
殿所高齢者クラブ・井上勝訓会長(81歳)は「特殊 詐欺の被害者はほとんどが高齢者。特殊詐欺の被害に遭わないように、みなさんで気をつけようと頑張っていきたい」と話していました。
交付式が終わったあと早速、希望する会員の個人宅に自動通話録音機を設置しました。
自動通話録音機、通称「振込め詐欺見張隊」。相手が電話をかけると警告のアナウンスが流れます。
河野文幸さん(98歳)「かけた人には迷惑かも知れないが、詐欺が流行っているときに取り付けてもらって有り難い」とコメント。
日南警察署・生活安全課の本部聡久警部補は「市や関係機関と協力をしてから、うそ電話詐欺被害防止に努めていきたい」と話していました。
日南警察署によりますと宮崎県内では2020年1月から8月までの間に、うそ電話詐欺の被害が7件発生しています。
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