日南市深瀬にある雨量観測所（アメダス）を１９９１年から３０年管理をしている酒谷キャンプ場に気象庁から感謝状が６月１日に贈呈されました。
深瀬地域雨量観測所の管理を気象庁から一部委託されている酒谷キャンプ場では、宮崎地方気象台と連絡を取りながら雨量計に草木が入っていた場合の除去など、観測環境の維持に協力しています。
歴代記録として１時間に７７ミリの降水量があった深瀬での観測は１９７７年６月３０日から旧上酒谷小学校がある時から行われ、２０１１年には福岡管区気象台からも感謝状が贈呈されています。
今回、気象庁長官から感謝状の贈呈が行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染症対策のため式典が中止となり、宮崎地方気象台の宮田浩台長からキャンプ場を運営する酒谷むらおこし株式会社の代表取締役・日髙重信社長へ感謝状が贈呈。
日髙社長は「感謝状をいただいて地域として責任を持って管理をしていきたいと感じました。雨量は全国に公表されるので、観測所は地域でしっかり維持することが当たり前だと思っています」とコメント。
宮崎地方気象台・宮田台長「長きにわたって気象台の観測に協力していただき深く感謝しています。今後も正確な観測のためにご協力いただきたい」と話していました。
宮崎県内に観測所は２８箇所あり、このうち日南市内には深瀬と油津の２箇所あります。
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