土砂崩れ発生から5週間 国道220号全面通行再開


 台風14号による大雨で大規模な土砂崩れが発生した影響で、通行止めが続いていた国道220号の小内海が、5週間ぶりに上下線ともに通行ができるようになりました。 10月20日15時に全面通行が可能となり、通行を待ちわびた車列がスムーズに動き出しました。

 土砂崩れが発生した宮崎市小内海の国道220号は、高さ約70メートル・幅約100メートルにわたり斜面が崩壊して、4.5キロの区間で通行止めが続き、県南方面にも影響が出ていました。 斜面には現在、高さ3.5メートル程ある鉄製の仮設防護柵が設置されています。

▽宮崎市方面へ向かうドライバーは「やっと開通して海沿いのキレな道を通れるから良かったと思います」と話していました。 

▽観光面で打撃を受けています 鵜戸神宮・宮司の黒岩昭彦さんは「ほぼ1ヶ月参拝が止まりまして、コロナがあって今回の崖崩れあって二重にお参りが減った。厳しい状況が続いていましたので通行再開して嬉しく思います」

▽伊勢えびまつりで影響があった店舗、ドライブイン大海・店主の谷川圭之さん「土砂崩れが起きたときは特に通常の4割程度お客さんが減りましたね。伊勢えびまつり始まっていますので宮崎市方面から来やすくなりますし、たくさんのお客様に来ていただきたい」と話していました。

▽髙橋日南市長は「沿線住民をはじめ通勤通学通院の方々、よく理解協力いただいて感謝の気持ちでいっぱいです。これまで通り命の道を利用いただければ」とコメント。

▽復旧したことについて、宮崎河川国道事務所・金納聡志所長は「今日全面通行止め解除ということで、ご協力に心から感謝を申し上げたい。当初は道路中央に山側からの岩石を止める防護柵を設置する予定。関係者の理解でJR日南線より山側に設置することができたことで予定してた片側交互通行規制から2車線の開放となった」 ▽今後の工事について・・・「引き続き維持管理などをしっかりやって、この地域の復旧、JRや県により行われる復旧があるので、しっかり協力支援をしていきたい」と話していました。

 この影響で不通となっているJR日南線は、国道220号が通れることで現場の調査と復旧工事に入る本格的な準備に取りかかるとしていますが、現在も全線運転再開の見通しは立っていません。

 宮崎河川国道事務所では今後、災害復旧工事で片側交互通行になる場合や、大雨や危険と判断される場合は通行止めを行うことがあるとしています。

日南の特産品がネットショップで買えます!

日南テレビショップ(Yahoo!ショッピング)

日南に関する情報募集

日南テレビ! は、あなたが知っている情報を募集しています。どしどしこちらまでお知らせしてくださいね。

Translate »