企業と高校の連携によって地元の雇用創出「高校連携総会」

高校連携総会

 日南市と串間市内の学生に地元への就職につなげようと、日南市企業連携協議会(長松紘士会長)が「高校連携総会」を6月23日に初めて開きました。 市内14社の協議会メンバーと高校の校長や進路指導担当者などおよそ30人が出席。

 2022年4月に設立された日南市企業連携協議会は、業種の垣根を越えた企業の連携によって雇用の創出、地域課題の解決に向けて設立。市が2019年に立ち上げた「地域の人事部事業」の取り組みを引き継いでいる。

▽意見交換で高校側からは「地元の企業にどういう職種があるかを知ってもらい、進学で他所へ出ても記憶に残る工夫が必要」「協議会を通じて仕事の大切さを生徒に伝えていけたら」など。

▽企業側からは「日南市の人口が減っていく中、企業が生き残るためには人材がいないと成り立たない。危機感を感じている企業があると思う」「地元に愛着を持って働ける環境を整えてあげる必要がある」などといった意見も。

 日南市中小企業経営課題アンケートによると、約4割の事業者が従業員の採用と育成が課題。人の悩みが解決できない状態が続くと、人口減少や地域経済の縮小が加速するおそれがあるとまとめている。

高校連携総会

▽日南市企業連携協議会の長松紘士会長は「地元企業や学校が抱えている課題や考えを知ることができて良かった。協議会の様々な取り組みに学校側も協力してくれることなので、雇用の定着につなげていければ」と話していました。

 協議会では今後、少人数で若手社会人との交流する場をつくる「職業講話」や、学校が企業の人を外部講師として依頼する「企業出張講座」。働くことをイメージできる「企業視察ツアー」など高校と企業で意見交換をしながら実施していきたい考えです。

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