服部植物研究所 コケの標本棟が一般公開

服部植物研究所 コケの標本棟が一般公開

 世界で唯一コケ類専門の研究機関である服部植物研究所(日南市飫肥)の標本棟が8月10日の「コケの日」に合わせて初めて一般公開されました。

 1954年頃に建てられた木造2階建ての標本棟。コケに関する学術書や採取されたコケを調べる1階の研究室は服部新佐博士が使っていた。2階の標本室には蘚(せん)類・苔(たい)類・ツノゴケ類といったコケの特徴や採取された日などが記され、物理的な証拠となるタイプ標本が約4,200点保管されています。

 訪れた市民は研究員にタイプ標本を見せてもらいながら説明を受けていました。1952年12月に長野県で採取され、服部博士が新種として発表した「クラマゴケモドキ属」や、ニューギニアで発見された「ヤスデゴケ属」の標本などもあります。

 約51万点の標本を所蔵している服部植物研究所の建造物は2019年、国登録有形文化財に登録され、標本棟は2022年7月22日に国の文化審議会で登録に関する答申があり、年内には正式登録される見通しです。

 ▽服部植物研究所の理事長・南壽敏郎さん「毎年8月10日コケの日は服部博士の生まれた日でもあります。70年を超え研究してきた空気を感じてもらえたら」と話していました。

お問い合わせ

服部植物研究所
https://hattorilab.org/
tel.0987-25-0110(10:00〜16:00)
宮崎県日南市飫肥6-1-26

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