東九州自動車道最長の猪八重トンネルで防災訓練


 東九州自動車道の清武南ICと日南北郷ICが、今月開通するのを前に3月2日、トンネルでの防災訓練がありました。 訓練には2つの市の消防や警察などからあわせて約60人が参加。

 訓練があった猪八重トンネルの長さは4.8キロメートルで、東九州道の中では1番長いトンネルです。 訓練はトンネルの入口から100メートルの場所で、宮崎方面を走行中の車が中央分離帯に衝突した想定で行われました。

 後続車のドライバーが非常電話で事故を通報。 交通警察隊が滞留車両をUターンさせるなど通行規制の訓練。 自力で脱出できないドライバーを救出し、事故車両から火災が発生して消防車などが駆け付け、消火活動などが行われました。

▽宮崎河川国道事務所・統括保全対策官の那須一彦さん「実際の現場に到着するまでの時間がかかってしまう。滞留車両があるので、いかに早く現場に到着するかが重要かと思っています。トンネルの中での事故は非常に大きな災害になる可能性があります。十分注意していただけたらと思います」と話していました。

 清武南ICと日南北郷ICは17.8キロある高速道路で、3月25日16時に開通する予定です。 国土交通省によると、宮崎市と日南市が東九州自動車道でつながることで、双方の市役所を結ぶ時間は、国道220号を使ったときよりも24分短縮され、約44分となります。

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