カツオ一本釣り漁獲量全国一を誇る日南市。 日南市南郷町にある目井津港では、大型のカツオ漁船の乗組員らが、朝から漁の準備に追われていました。
目井津港では今月すでに9隻が出港しており、2月6日ですべてのカツオ船13隻が出港する予定です。
今年はこれまで高止まりしていた燃油価格が下落傾向であることから、真海丸の船頭・中野慎三さん(33歳)は「去年より水揚げをあげて、頑張って魚を見つけたい。燃料も安いし、気合いで釣らないといけない。今年は大きなカツオが釣れているみたいなので楽しみ」と話していました。
そして午前11時半頃、杉の葉で送り火をたいて、家族や地区の人に見送られながら、漁船は大きな大漁旗をなびかせて、屋久島海域の漁場へ向かいました。
今回の漁は約5日~7日程で、ピストン航海が多く、釣ったカツオは主に関東や関西方面などに出荷されます。
南郷漁協によると去年のカツオ一本釣り漁の総水揚げ量は約1万2千トン。総水揚げ高は約38億6900万円となっており、一昨年より3700トン(約5億円)減少しています。
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