日向灘沖地震を想定 油津で合同避難訓練


 日向灘沖でマグニチュード9、震度7の巨大地震による大津波を想定した避難訓練が日南市油津でありました。 訓練に参加したのは、宮崎福祉医療カレッジの生徒や職員(磯上照男校長/学生・職員74人)、それに木山自治会の住民、合わせて108人。

 10メートルを超す大津波警報が発令されたことで、災害弱者を見立てた人を車いすや担架、リアカーに乗せて、二次避難場所となる県立日南病院前の広場へ避難しました。 

 宮崎県の津波浸水想定によると、油津地区は10ートル未満の浸水想定区域になっています(2013年2月18日設定)。 二次避難場所の標高は約10メートルあり、声を掛け合いながら坂道を上っていきました。

 南海トラフ地震の場合、地震発生から14分で津波の第1波が日南市に到達するとされていますが、この日の訓練では今年2月に行った訓練よりも11分遅く、避難開始から18分かかって全員が避難を終えました。

 負傷者役をした地区の人は「足が不自由でも車いすで運んでくれたから助かった」「いざという時に遅いんじゃないかと思いました」 ▽木山自治会長の上田次男さんは「みんな集まってもらってから避難を始めたから時間かかった。もう少し短縮出来るように考えた方が良い」と話していました。

 ▽避難誘導をした生徒は「時間がかかってしまうと救える命が救えなくなるので、消防・地域・先生方たちと話し合って、命が救えるように今後色々話し合っていきたい」と話していました。

 消防署の指導による初期消火や、衣類や毛布で担架を作る方法も。
このほか、心肺蘇生法やAEDを使った訓練も行いました。 訓練に参加した人たちは、今回の反省を踏まえて共助の大切さを改めて確認していました。

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