かつお一本釣り漁などが盛んな日南市南郷町の目井津港。 港には焼酎の瓶が並べられています。 宮崎県では初となる海底で焼酎を熟成するプロジェクトの始動です。 プロジェクトには南郷漁協と地元の蔵元9社などが参加。
日南には近海で捕れた新鮮な魚、豊かな水から造られる焼酎があります。 この企画をしたのは、道の駅北郷(仮称)の指定管理に内定している、ゴロウ商店株式会社。 ゴロウ商店が購入した日南の代表的な芋焼酎は36本。 海底で熟成させるため、錆びないようにキャップはプラスチックにしています。 焼酎はしっかりとケースに固定されました。沈めるのは港からほど近い場所にある牡蠣の養殖場。
船から慎重に積みおろされたあと、ダイバーや漁協の協力で水深約15メートルの海底にゆっくりと沈めていきます。
▽ゴロウ商店株式会社・代表取締役の渡辺浩希さん「プロジェクトに対して南郷漁協、日南の蔵元が賛同してくれたことにすごく感謝しています。適温で22度位なんですけど、海底は一定温度で温度が変わることはあまりないですね。新しい日南のブランド焼酎ができればと思っています」と話していました。
この海底熟成焼酎。安定した水温や暗さなどの環境によって熟成効果が高くなるんだとか。 今回沈めた焼酎は、2023年4月に引き上げて味を確かめるそう。
▽蔵元も期待しています。京屋酒造有限会社・総務企画部の仁木健視さん「蔵元が海底で貯蔵することをやったことがないので、どの蔵元も賛同して楽しみにしています」 ▽熟成することで、どんな味になるのでしょうか?「貯蔵することで、まろやかさが出たり飲みやすさに期待」とコメント。
12月には販売用で約450本を別の場所に沈めます。 約7ヶ月間で熟成させ7千円前後で販売する予定です。 ゴロウ商店では2023年10月、道の駅北郷(仮称)のオープンに合わせて販売ができるように進めています。
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