南郷・外浦でワカメ漁始まる


 日南市南郷町でワカメ漁が2月から始まっています。 小型漁船で向かった先は外浦港の数百メートル沖。 去年11月から12月にかけて、水深50m程の海に入れたワカメの種糸は700mあります。

 ロープを引き揚げると、たくさんワカメが。 包丁で切り取ったワカメをカゴの中に入れていき、この日は1時間程で約200キロのワカメが捕れました。

 寒い時期は生でも食べられるワカメ。 2017年から南郷漁協と外浦漁協がワカメの養殖実験をして、新たな産品として挑戦をしています。

 外浦漁業協同組合・業務課部長の井上和彦さん「今年の出来は、例年よりも育ちが良く収量も去年より多いと思う。種付けの時に漁業者の方と協力をして、船は2隻で時間をかけずに設置して、設置後は手入れすることはなく育っていくので手間はそんなにかからない。沿岸域は魚が少なくなってきている。小型船で沖に行って魚が捕れない時よりも、ワカメの養殖が漁業者の安定的な収入が少しでもあればと思っています」と話していました。

 全国的に珍しい南の海でのワカメ養殖。 南郷でのワカメ漁は3月上旬まで続きます。 外浦漁協では今年、700キロ程の収穫を見込んでいて、宮崎県内を中心に出荷されます。

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