プロ野球・広島の春季キャンプが2月1日から日南市の天福球場を中心に始まりました。 今年も天気に恵まれ、市民による歓迎セレモニーが開催され、選手や監督、来場者などあわせて、およそ600人が参加。
田中利郎日南市副市長「日南市民といたしましても長くこの日南の地でキャンプをしている広島東洋カープから多くの感動をいただいていることに心から感謝を申し上げます」とあいさつ。
選手会長の田中広輔(30歳 #2内野手)に広島東洋カープ日南協力会より、みやざき地頭鶏(じとっこ)20キロとブランドポークを20キロ。日南市漁協よりキハダマグロ1本(30kg)などが贈呈されました。
そして、昨シーズン特に活躍をした選手(鈴木誠也外野手 25歳 #1、會澤翼捕手 31歳 #27)らに完熟マンゴー太陽の卵の目録が贈呈。
毎年恒例となっている園児による激励です。浄念寺学園・小玉倖誠くん(6歳)中井駿佑くん(5歳)「日南市は美味しい食べ物がたくさんあります。田中選手みなさんでお腹いっぱい食べてください。ケムナ選手が大好きなラーメン屋があります。鈴木選手奥さんと一緒に日南海岸を眺めに来てください。日南市のみなさんが日本一になるように応援しています」と約2分間の堂々としたあいさつ。
日南サンフレッシュレディと園児が、監督・選手らに赤いスイートピーの花束を贈呈。 たくさんの激励に対し、佐々岡真司監督(52歳 #88)は「たくさんの特産品をいただきました。しっかり食べて鍛えて3月の開幕を迎えたい。昨年はみなさんの期待に応えられず悔しい1年となりましたが、今年は必ずこの秋にはチャンピオンフラッグを持って帰れるよう1年間頑張ります」と述べました。
ドラフト1位で入団した森下暢仁(もりした・まさと 22歳 #18 明治大学)や、小園海斗(19歳 #51)。開幕投手とされている、大瀬良大地投手(28歳 #14)などが練習に汗を流す姿が見られ、一次キャンプはサバイバルレースが繰り広げられそうです。
キャンプ初日を迎えて佐々岡監督は「いつもとは違う緊張感を感じました。3連覇したチームが昨年負けていろんな課題が出てきたと思いますし、個々のレベルアップをしないといけない。守る野球は伝統あるカープ野球なので、しっかり継承しながら、違った色を出せれば良い」
▽野手のポジション争いについて「田中広輔も悔しい成績だったと思いますし、選手会長になってチームを引っ張っていく立場上、去年の悔しさをバネに1年頑張ってくれると期待している。小園は2年目。伸びていく選手だと思う。チームを引っ張っていくような選手にならないといけないと思う。この二人で競争してほしい」
▽新人選手について「緊張していると思うけど、しっかりとチームに慣れてほしい。期待感がものすごくあるので、まずはケガをしないことが一番。自分の良いものを出してアピールしてほしい」
▽どういったキャンプに「全員が一軍に残れる訳ではないですし、若手にはチャンスの中で上手くコミュニケーション取りながら、選手同士ライバルと思って競争し合って、1つのポジション獲れるように、厳しいキャンプ、沖縄行って実戦に入って3月の開幕を迎えたい」
今年のキャッチフレーズは、前から読んでも後ろから読んでも「たった今 このAKAの子 舞いたった」。 ファンとチームが和をもって一体となり、10度目のリーグ優勝、そして4度目の日本一を目指す戦いが始まりました。
週末にはカープタウンでのグッズ販売や、振る舞いイベントも実施されます。 広島の日南キャンプは、2月29日まで行います。
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