「新型コロナウイルスで中止になった祭りの花火を打ち上げてみんなを元気にしたい!」
地元の有志6人で結成する「飫肥(おび)で勝手に花火を打ち上げる会」のメンバーが、インターネットなどから資金を集めるクラウドファンディングを使って30万円の目標額を上回る31万円を集めておよそ300発の花火をサプライズで打ち上げました。
本来であればお盆の風物詩となっている「寿太郎まつり」で花火を打ち上げる予定でしたが、今年はコロナの影響で日南市内の祭りが全て中止となりました。 寿太郎まつりは明治の外交官・小村寿太郎を偲んで花火や盆踊りなどで賑い、毎年お盆の帰省シーズンに合わせて飫肥で開催されてきました。
花火は多くの人が会場へ訪れることを避けるため、日時や場所を非公開にして事前に消防などに許可を取って行われました。 今回のプロジェクトに協力した市民およそ20人が会場に用意された観覧席に招待され、城下町の夜空に打ち上がる花火を約9分間見物しました。
見物をした60代男性は「今回は一部の人しか見られなかったと思う。多くの人に観てもらいたかったですね。早くコロナが終息してほしい」 小学2年生は「今年はまつりがなくて寂しいけれど花火を観て元気になれました」とコメント。
飫肥で勝手に花火を打ち上げる会代表の中島康俊さんは「花火が終わりみなさん笑顔で帰って行かれて嬉しかった。来年ある寿太郎まつりでは倍以上の花火を打ち上げたい。支援や協力いただいたみなさまに感謝しています」と話していました。
この日早くもSNSでも盛り上がりを見せており「小さな町で突然花火が上がって急いで車から降りて撮影をした」「花火すごくキレイだった。今年は観られないと思っていた」などのコメントがありました。
コロナ禍で少しでも市民を元気つけ、花火師たちにも希望を届けられる花火となりました。
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