日南市は５月１８日、市内の医療機関で１７日に行った新型コロナウイルスワクチンの個別接種で、３回目のワクチン接種を受けに来た４０代の女性１人に、誤って使用済みの注射器を刺すミスがあったと発表した。現時点でワクチンによる副反応がみられ経過観察を続ける。
市と医療機関では女性の方に謝罪をして、 感染症の有無を調べるため、血液検査を実施したところ問題は無かった。
市の説明によると、直前に使用した注射器を廃棄ボックスに入れず接種前用のトレイに置き、この注射器を女性に誤って刺した。すぐに気づいて誤って穿刺した針を抜き、ワクチン接種についてはその後実施した。
この医療機関では使用済みの注射器については、専用のごみ箱に捨てること等の接種のルールが徹底されていなかったことが原因と考えられる。
再発防止策として日南市は「個別接種を行う全ての医療機関に今回の事案を共有し、使用済み注射器をすぐに廃棄ボックスに入れるなど接種の手順の確認を徹底した」と話す。
日南市では２０２１年７月１１日、新型コロナワクチンの集団接種をする日南市総合運動公園の多目的体育館でワクチンの入っていない空の注射器を６０代女性に刺した疑い事案がありました。
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