被爆ピアノの音色を小学生が鑑賞


 1945年、広島に落とされた原子爆弾から奇跡的に焼失を免れた「被爆ピアノ」。 日南市立桜ヶ丘小学校で被爆ピアノの鑑賞教室が11月15日に開かれました。

 爆心地から2キロ以内にあったこのピアノは原爆の爆風や熱によって、弦が切れるなどの被害を受けました。 被爆ピアノは国内外で演奏会を開いている調律師の矢川光則さんによって、修復されたものです。

▽株式会社矢川ピアノ工房・代表取締役の矢川光則さん「被爆ピアノとの出会いで考えてもらえるきっかけになれば」と子ども達に呼びかけました。

 竹中結紀さんによるピアノ伴奏でソプラノ歌手・大島久美子さんが独唱。 代表の児童がピアノを演奏したり、12日に開催された被爆ピアノコンサートに出演した小学生が平和について書かれた絵本の読み聞かせを行いました。

 被爆ピアノの鑑賞教室が市内の学校で開かれるのは初めてとなりました。
▽ピアノを弾いた鈴木椛乃さん「とても力強い演奏ビックリしました。私もあんなふうになりたいです。戦争はとても怖くて、してはダメなことだと思う。平和が一番良いと思います」

▽朗読をした丸太大地さん「戦争というものはいけなくて、平和が一番いいということを心に込めて朗読しました。みんなで平和をつくっていかなければいけないと思います」と話していました。

 被爆ピアノが奏でる音色を聴いた子どもたちは、平和の大切さに思いを馳せていました。

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