アカウミガメ 海岸の川沿いで産卵を確認

アカウミガメ 海岸の川沿いで産卵を確認

アカウミガメ 海岸の川沿いで産卵

 宮崎県の天然記念物と絶滅危惧種に指定されているアカウミガメの産卵が、日南市風田の平山海岸で5月24日、今年初めて確認されました。

 アカウミガメの保護活動をしている桑田守さん(71歳・日南市野生動物研究会)が、海岸に上陸した跡をみつけて、連絡を受けた市の職員がGPSを使って正確な位置情報を記録。

 産卵した場所は海岸を流れる川の淵。 約50センチほど掘り起こして確認してみると、一部の卵が真水に漬かっていました。 このままでは卵が流される危険性があるため、県や専門家からアドバイスを受けながら卵の上下の位置を変えずに、波の影響が少ない場所へ約110個の卵を移植しました。

アカウミガメ 海岸の川沿いで産卵

 約40年にわたって日南市では、産卵した卵を市営のふ化場へ移し、砂に埋め戻して保護をしていましたが、移植をするとふ化率が下がると専門家からの指摘があったことで、2021年から自然の状態で保護をしています。

▽日南市生涯学習課・平原英樹係長は「今回は避難のために、ふ化したときすぐ海に戻れる場所に移植しました。あらゆる状況でデータを集めて保護活動の在り方を考えたい」と話していました。

 日南市内では2022年、アカウミガメの上陸が30回確認され、このうち20回の産卵がありました。 アカウミガメの産卵期は6月にピークを迎えて、8月の上旬頃まであります。

アカウミガメ 海岸の川沿いで産卵

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