宮崎県の天然記念物と絶滅危惧種に指定されているアカウミガメのふ化調査が、日南市風田の平山海岸で9月12日に行われました。
日南市の職員と日南市野生動物研究会が、産卵から60日以上経過した場所を掘り起こして、ふ化の状況を確認。
産卵した目印となる杭がある5箇所を調査し、3箇所で315個のうちふ化した卵は125個、ふ化していないのは190個。 このうち6月15日に消波ブロックの内側で産卵して安全な場所へ移された卵は、110個のうち108個がふ化していました。
▽ふ化していない卵について日南市野生動物研究会の桑田守さんは「波に浸かって腐ったか無精卵の可能性があるのでは」と話していました。
△産卵から60日以上経過しふ化していない卵
▽日南市教育委員会 生涯学習課の川俣航平さんは「杭が流された場所と1メートル以上掘っても、ふ化の確認できなかった残りの2箇所の調査について本日は見送りました。検討して調査方法を考えたい」と話していました。
市のまとめによると、アカウミガメが日南市内の海岸に今シーズン上陸が確認されたのは22回で、このうち14頭が産卵をしています。 今後、卵をふ化場に移した場合との違いや、砂浜の変化が産卵やふ化にどう影響を及ぼすかなどを検証し、アカウミガメの保護のあり方を検討していくことにしています。
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