総合的な学習の時間で地域について学ぼうと日南市立鵜戸小中学校(池澤寛之校長・全校28人)の児童生徒たちが伊勢えびを使って「えびずし」を作りました。
「えびずし」とは、えびの握り寿司ではなく、伊勢えびを使った炊き込みご飯。 鵜戸地区の宮浦で伝わる郷土料理です。
子供たちは食育コーディネーターや地域の人から教えてもらいながら、鶯巣(おおさ)漁港で水揚げされた伊勢えび約5キロを包丁を使って捌いていきます。
米をといだあと、伊勢えびやメジナなどからとった出汁を釜に入れます。 子ども達は釜戸に火をつけて約20分炊き上げ、出来上がったえびずしを美味しそうに頬張って食べていました。
▽中原咲和さん(13歳)は「殻を切るところが難しくて、けっこう力がいるので大変だと思った。地元に美味しいものがあるのは嬉しいことなので、自分たちで作ったり、積極的に取り組めたらと思いました。若干甘くて、伊勢えびが新鮮ですごい美味しかったです」とコメント。
▽鵜戸小中学校協働活動推進委員の杉原実さん「鵜戸地区ではこの宮浦が発祥の地。 初めはエビが入っていなかったが、伊勢えびを入れて豪華になって結婚式や運動会などのイベントで出されると聞いております。この伝統の料理をずっと続けていってほしい」と話していました。
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