江戸時代から日南市で行われている「日南かつお一本釣り漁業」が２０２１年２月に日本農業遺産に認定されたことをＰＲするロゴマークが決定した。
市内４漁協や市・県などで組織する「日南市かつお一本釣り漁業遺産認定推進協議会」のメンバーなど２５人がめいつ漁民センターに集まりロゴマークが披露された。
大空へ釣り上げられているイメージのカツオと造船材を産出した飫肥（おび）杉が木版画風に表現。 ６月に公募され、市内３社と県内２社から応募があり宮崎南印刷（本社：宮崎市）のデザイン案が採用。
▽協議会の会長を務める髙橋日南市長は「海洋資源に配慮した日南のかつお一本釣り漁法をより広く知ってもらい消費にしっかりとつながってくれることを大いに期待」とコメント。
▽のぼり旗を受け取った南郷漁業協同組合・江藤久義組合長「ロゴシールをカツオの出荷や加工品に貼ることで資源に優しい漁法の日南市かつお一本釣り漁業がPRされ漁獲向上につながってくれることに期待」と話す。
▽日南かつお一本釣り漁業アンバサダーを務める、日南市南郷町出身のお笑い芸人・チキンナンゴーさん「僕らの顔が入っているんじゃないかと期待したけれど、決まったロゴマークは躍動感が伝わる。僕らも躍動感のある活動して日南市を盛り上げたい」と意気込んでいた。
かつお船の水揚げは日南市全体で２０２０年は１万９８７０トン（64億1,202万円）と漁船数の減少はあったが増加傾向。 漁獲量は１９９４年から２７年連続日本一となっているが魚価の低下が続いている。
ロゴマークの入ったシール（大8×6cm・小4×3cm）は各２万枚ほど制作。 協議会では、のぼり旗やポスター・チラシなども使い市内外に広く発信をして、地域全体の活性化につなげたいとしている。
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