プロ野球・広島の春季キャンプが２月１日から日南市の天福球場で始まりました。 市民による歓迎セレモニーには選手や監督・コーチなどおよそ６０人が参加。 １４年ぶりに一新された新ユニホームに身を包んだ選手たちは厚い歓迎を受けました。
日南サンフレッシュレディと園児が、新井貴浩監督（46歳 #25）・選手会長の大瀬良大地投手（30歳 #14）らに赤いスイートピーの花束を贈呈。
▽マツダスタジアムで観戦した試合は３戦３勝だったという髙橋日南市長「この油津地区を中心にカープ愛が漂っています。ピンチの時はカープ愛を力に変えて、今年のキャッチフレーズ『がががが がむしゃら』に戦ってリーグ優勝日本一を目指していただきたい。日南市民もがむしゃらに応援します」とあいさつ。
新人ではドラフト3位・益田武尚投手（ますだ・たけひさ 24歳 #26東京ガス）、５位・河野佳投手（かわの・けい 21歳 #46 大阪ガス）、６位・長谷部銀次投手（はせべ・ぎんじ 24歳 #39 トヨタ自動車）など、新戦力に注目を集めそうです。
選手会長の大瀬良大地投手（30歳 #14）に、広島東洋カープ日南協力会より、みやざき地頭鶏（じとっこ）２０キロとブランドポークを２０キロ。 宮崎県より日本一となった宮崎牛２０キロ。 日南市漁協より油津港で水揚げされたキハダマグロ１本（30kg）など数々の特産品が贈呈されました。 そして、昨シーズン特に活躍をした選手（森下暢仁投手・菊池涼介内野手）に完熟マンゴー太陽のタマゴの目録が贈呈。
毎年恒例となっていた園児による激励は３年ぶりに復活です。
▽油津恵愛幼稚園の是枝優佑くん（6歳）・内田菜月ちゃん（5歳）「今年も日南にキャンプへ来てくれてありがとうございます。美味しいものをたくさん食べて優勝日本一を目指してがんばってください。新井監督にお願いがあります。ケムナ選手と中崎選手をよろしくお願いします」とあいさつ。
▽園児からのお願いを受けて新井監督は「みなさんおはようございます。ケムナ選手、中崎選手かしこまりました。朝早くから激励会を開いていただき日南協力会のみなさんありがとうございます。2018年に現役を引退してから５年ぶりに現場に戻ってきました。今日を迎えるにあたり選手たちと同様、ようし１年間、やってやるという気持ちでいっぱいです。ここ日南は私にとっても第二のふるさとです。若い頃からグラウンドの中での厳しい練習。グラウンドを離れたときの日南のみなさまの温かいサポートによって育ててもらいました。 選手たちもきょうから１５日間、がむしゃらに一生懸命、シーズンに向かって練習し、準備してくれると思います。私も精いっぱい選手たちと一緒に汗にまみれ、泥にまみれ、頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします」と述べました。
キャンプ初、外野手の西川龍馬（28歳 #5）「今年は悔しい思いはしたくありません。一人ひとりが自覚を持って、日南キャンプで鍛えていきましょう。そして全員が日本一を描きながら、家族一丸で戦えば絶対に強いチームになる。今年はマジでいっちょやってやりましょう！」とあいさつ。
３月のＷＢＣに出場する栗林良吏投手（26歳 #20）のほか、プロ５年を迎えた羽月隆太郎内野手（22歳 #69）など練習に汗を流す姿が見られます。 園児からも期待されている日南学園出身の中﨑翔太投手、日南高校出身のケムナ誠投手など初日からブルペン入り。
▽訪れたファンは「（新井監督には）期待しかないでので、優勝に導いてくれると思います」「機動力野球の復活に期待したい。去年、盗塁などに関して残念なところがあったので期待したい」とコメント。
今年のキャッチフレーズは「がががが が むしゃら」。 目の前の１試合１試合を勝つため、がむしゃらに、全力で戦うシーズンにするという思いがこめられているそうだ。４年連続Ｂクラスの悔しさをバネに、心機一転５年ぶりのＶ奪還を目指します。
週末にはカープタウンでのグッズ販売や、振る舞いイベントも実施されます。 広島の日南キャンプは２月２８日まで行います。
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