西武 春季キャンプ2020 松坂ブルペン入り


 埼玉西武ライオンズ、令和初の春季キャンプが日南市南郷町で始まっています。 一際、注目を浴びているのは14年ぶりに古巣へ復帰した松坂大輔投手(39歳 #16)。 松坂が動けば報道陣やファンも動き出すという、松坂フィーバー。

 キャッチボールや投内連係をこなします。 この日、初のブルペン入り。 松坂が投げればシャッター音の嵐。 捕手の森友哉(24歳 #10)を立たせて、背番号と同じ16球を投げ込みました。

 ドラフト1位の宮川哲投手(24歳 #15)や、3日に誕生日を迎えた、高橋光成投手(23歳 #13)。 開幕投手を目標に汗を流していました。

 辻監督が見守る中、ベースランニングをこなす野手。 3年連続本塁打王を狙う山川穂高内野手(28歳 #3)、下半身強化をテーマに掲げている源田壮亮内野手(26歳 #6)。 ポスト秋山をめぐる争いに注目を集めそうです。

▽チームでは最年長となる松坂は「天気も良くて体が動かしやすかったですけど疲れました。やらないといけないことは、しっかりやろうとやっているだけです」

▽背番号16について「良い番号だと思いますし、歴代の付けていた 選手たちが良い成績を残しているので、僕もついていけるようにやっていきたい」

▽西武の復帰の感触は「帰ってきた感覚。使っている施設も使いやすさとか変わっていないし、キャンプの中での動きは時代によって違うので、今日は分からないことも多かったですけど、やりやすい環境は久しぶりだなと思います」

▽今 武器となる球種は「得意なボールはスライダー、カットボールなので、キャンプ、オープン戦、シーズンに向けてしっかり仕上げていきたい」とコメント。

 間近で選手を見たファンは「(松坂に)苦しい台所事情を支えてもらいたい。エース再びを楽しみにしています」とコメント。

▽辻監督は「一番変わったのは今年開幕が早いこと。その日の練習内容も以前とはちょっと早くなってきますね。バッティングピッチャーを務めるのは近いうちにやる。シートバッティング、紅白戦は早まってくる。 焦らずケガをしないように調整してほしい」

▽松坂投手について「入団当時からの剛速球ってことはないでしょう。投球術であったり、交流戦で対戦したりしたときに感じましたし、彼がそういうコントロールや駆け引きで、パ・リーグの選手たちにどう立ち向かっていくか彼の力次第。先発しか今は考えていません。いけるところまで行ってくれれば良いし、5〜6回いって2.3点で抑えてくれれば、うちの打線が勝たせてくれるかもしれないし、勝ち星ひとつでもふたつでも積み上げてくれる投手であってほしい」

▽このキャンプでの課題は「このチーム内で競争心が無かったら、生き残っていけないし強いチームになれない。一番の空いているところが、最多安打の秋山が抜けた外野、これをまずしっかりとしないといけない」と話していました。

 リーグ2連覇で勢いを魅せる西武。 レオリューションをチームスローガンに、日本一を目指した戦いに期待がかかります。

 週末には振る舞いや抽選会イベントも実施されます。 西武の春季キャンプは2月19日まで南郷スタジアムで行われています。(オフ2月5日(月)、10日(土)、15日(木))

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