カツオの水揚げ始まる 燃料高騰で新たな漁場探しに躊躇


 日南市南郷町の目井津港では、カツオ一本釣り漁の今シーズンの水揚げが始まっています。 関東で操業したカツオ船「竜喜丸(たつよしまる・119トン)」が3月7日午前3時半頃、帰港しました。

 カツオが傷つかないように魚倉から1匹ずつ手作業で運び出して、大きさごとに選別。 およそ4トンの水揚げがあったカツオは、南郷漁業協同組合の職員がフォークリフトを使ってトラックに積み込んで、南郷と宮崎の市場へ出荷されました。

▽竜喜丸・船頭の日髙陽祐さん(43歳)は「小さいカツオばかりで、大きなカツオが例年に比べたら、あまり見られない感じ。燃料が高いと新たな漁場へ探しに行くとなると躊躇して探せない状況。大漁が一番です。安くなっても水揚げを増やせたら」と期待を寄せていました。

 日南かつお一本釣り漁業が日本農業遺産に認定された日南市全体(4漁協)では、昨年1年間で1万3393トン、前年から約9000トン減少しており水揚げ量は近年減少傾向が続いています。

 カツオ船は春先に沖縄近海などで操業し、その後は千葉や宮城沖と北上して、11月頃まで漁がつづく予定となっています。

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